井口 歩武

井口 歩武

トラボックス株式会社

部長

  • コーポレート

  • 7〜9年目

  • 学業・研究

  • サークル

  • 職種変更

  • マネジメント

※2026年6月時点の情報です

東京都出身
上智大学大学院 理工学研究科 物理学領域 修了
大学・大学院では、ビッグバンドジャズ部と外部バンドでの演奏活動、そして研究活動に取り組んでいました。

株式会社ビズリーチに入社し、業務プロセス改革を担う部署で、全社業務システムの導入や業務プロセス標準化などのプロジェクトを担当。組織再編を機にトラボックス株式会社のコーポレート部の立ち上げに参画。7年目に同部の部長に着任し、現在はFinto事業グループの事業企画も兼務しています。

  • 1年目

    事業戦略本部 BPR部 BPRグループ

  • 2年目

    システム管掌 情報システム本部 経営基盤グループ

  • 3年目

    経営企画室 PMOグループ

  • 4年目

    経営企画室 経営管理グループ

  • 5年目

    株式会社ビズリーチからトラボックス株式会社へ参画

  • 5年目

    コーポレート部

  • 6年目

    コーポレートグループ マネージャー / 新規事業開発室(兼務)

  • 7年目

    コーポレート部 部長 / トラボックス株式会社 Finto事業グループ(兼務)

BizReach Awards

  • 2021年

    コーポレート部門 最優秀賞受賞

Q 入社の理由を教えてください

学生時代から、「個人の頑張りではなく、仕組みで組織や産業の生産性を変える」ことに関心がありました。当時は「インターネットの力で、世の中の選択肢と可能性を広げていく」というミッションのもとで、人材や働き方の構造そのものを変える事業を本気で展開している姿に共感したのが入社の理由です。

面接で会った社員の方々が、目の前の数字だけでなく「なぜそれをやるのか」という問いから議論している姿も印象的で、ここなら自分の関心を深く追求できると感じました。

トラボックスへの参画は、Visionalの中でも事業の立ち上げに深く関われる環境だったからです。当時は組織再編フェーズで、コーポレートも事業もゼロベースから作り直す局面。物流という巨大産業の中で、組織の土台づくりとFintechの新規事業を同時に経験でき、それまでビズリーチで磨いてきた自分のスキルセットが最も活きる場所だと考えて飛び込みました。

Q 現在の仕事内容と、その仕事の面白さや難しさを教えてください

現在はトラボックス株式会社のコーポレート部 部長、経営会議のメンバーとして全社の意思決定に関わりながら、組織運営を担当。同時に、Finto事業の事業企画として、Fintech領域の新規事業の企画・推進を兼務しています。

この事業で解決している課題は、主に物流業界における中小企業の資金繰りです。
トラックで荷物を運んでも、代金が支払われるまでに時間がかかる構造が物流業界にはあります。その間に手元の資金が底をついてしまう会社も少なくありません。そこで、代金の早期現金化サービスや、カードによる後払いで、その資金不足を補っています。物流プラットフォームを持つトラボックスの強みを活かした、現場の課題に根差した金融サービスです。

難しさは「回収できないリスクと成長のバランス」です。審査を緩めれば利用者は広がるが、不正や回収できないケースが増え、厳しくすれば健全だがサービスが広まらない。この最適解を、AIも活用しながら審査の仕組みに落とし込んでいく必要があります。

面白さは、コーポレートの経験で培った「仕組みで組織を回す」発想が、金融事業の審査オペレーションや組織設計にそのまま活きることです。バックオフィスと事業の両方を見られる立場ならではのやりがいがあります。

Q 入社して最も印象的だった仕事や出来事を教えてください

コーポレート組織の立て直しに携わったことです。
当時は組織再編フェーズで、業務ルールも承認フローも曖昧で、担当者が頻繁に入れ替わる状況でした。何をどこまで決めていいのかわからない中で、一つずつ聞いて回り、優先度をつけて整備していく必要がありました。

苦労したのは、「正しい仕組みを作る」ことではなく「現場に受け入れてもらう」ことでした。新しいルールを導入しても、現場は「自分の仕事が増えるのでは」という不安を持ちます。言葉で説明しても、最初の数ヶ月はなかなかルールが機能せず悔しい思いをしました。

そこで、ビズリーチ時代に業務プロセス改革担当として全社システム導入を経験したときの学びに立ち返り、「小さな成功体験を先に作る」「部署ごとに“あなたにとって何が嬉しいか”を翻訳して伝える」やり方で、地道に一部署ずつ巻き込んでいきました。結果、コーポレートが組織を支えられる体制を整えることができました。

「正解を作るだけでは組織は動かない。人の行動を変える設計まで含めて初めて仕事になる」
この気づきは、その後のFinto事業の立ち上げでも変わらず活きていて、今の自分の土台になっています。

Q 一緒に働くチームにはどのような人が多いですか?

一言で言うと「表面的な答えで満足しない人たち」が多いです。
Visionalのバリューには「お客様の本質的課題解決」というものがあり、この言葉は建前ではなく、日常的に使われています。打ち合わせでは「そもそもなぜこの業務が必要か?」「一段深い原因は何か?」と、必ず前提を疑うところから議論が始まります。

もう一つの特徴は「越境を歓迎する雰囲気」です。トラボックスは組織規模がコンパクトで、ポジションに人を固定するのではなく、課題のあるところに適切な人を配置する考え方が組織の前提になっており、手を挙げれば任される文化があります。私自身、業務プロセス改革担当からコーポレート部門の立ち上げ、新規事業企画、マネジメントと複数の役割を担ってきましたが、一貫して「意思があれば機会をもらえる」環境に後押しされてきました。

決してドライな関係ではなく、仲間同士でリスペクトし合い、助け合う関係がベースにありますが、数字と事実で語る文化も根強く、感覚や想いだけでは提案が通らない厳しさもあります。やさしいけれど甘くない、仕事への高い基準が共存しているのがこのチームの特徴だと感じています。