石塚 崇寛
エンジニア
2021年 新卒入社
※2024年11月時点の情報です
茨城県出身 茨城大学 工学部電気電子工学科 卒業
大学では、無線通信の分野で機械学習を用いた研究を行いました。また、ソフトウェアエンジニアとして複数社で長期インターンを経験しました。
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1年目
HRMOSプロダクト本部 プラットフォーム開発部 Automationグループ
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2年目
HRMOSプロダクト本部 プラットフォーム開発部 Platformグループ
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4年目
HRMOSプロダクト本部 プラットフォーム開発部 AIグループ
BIZREACH AWARDS
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2022年
優秀チーム賞受賞
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2023年
新人賞受賞
社内プロジェクト
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2024年
「テックトーク」(技術的な取り組み共有会)の運営へ参画
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2024年
社内ビジネスコンテスト「NEW BAMBOO!」へ参加
Q 入社の理由を教えてください
入社を決めた理由は3つあります。
1つ目はVisionalにはさまざまなフェーズのプロダクトがあることです。私は大学時代、小規模のスタートアップで働いていた経験から、アーリーフェーズのプロダクト開発の経験を深めたい気持ちと同時に、大規模なプロダクト開発も経験してみたいと思っていました。さまざまなフェーズのプロダクトがある環境であれば、それらの経験がいずれできると考え、魅力に感じました。
2つ目はプロダクトをつくる上でのスタンスに共感した点です。Visionalには「価値あることを、正しくやろう」というバリューがあり、バリューを体現しながら社会の課題を解決するプロダクトを展開しています。そういったプロダクトをつくる上でのスタンスだったり、プロダクトを通して実現したい未来に共感できるものを作りたいと考えていたため、ここでプロダクトづくりに携わりたいと思いました。
3つ目は社員のみなさんと自分の価値観が合っていたことです。面接や面談で複数の社員と話をする中で、人柄に惹かれただけでなく、技術が好きでありながらも課題解決の手段として捉えていることが自分の価値観に合っており、この人たちと一緒に働きたいと感じました。
Q 現在の仕事内容と、その仕事の面白さや難しさを教えてください
現在は、「HRMOS タレントマネジメント」における「社内版ビズリーチ」の開発に携わっています。
「社内版ビズリーチ」は、2024年8月からお客様に提供を開始した機能で、社員のスキル・経験と社内で必要なポジションを見える化し、AIによる最適なマッチングにより企業全体の最適配置を実現するものです。生成AIを用いた「社内レジュメ」の生成や、そのデータをもとにベクトル検索などを用いて精度の高い検索をすることができます。
現在は企画段階の機能も多く、それらの機能をどうすれば高いクオリティーで早くお客様に使っていただけるかを日々考えながら開発を行っています。生成AIなどの採用など、技術的にも新しい取り組みを多く行っており、技術的に挑戦できる面白さも感じています。
また、機能の企画、検討にも関わっています。提供予定の機能が本当にお客様の課題を解決できるのか、商談に同席するなど実際の声を聞きながら企画を行っており、製品としてどうあるべきなのかを考えるのが難しいものの、そこにも面白さを感じてます。
Q 入社して最も印象的だった仕事や出来事を教えてください
入社1年目に携わった「HRMOS認証統合プロジェクト(※)」が最も印象に残っています。
このプロジェクトは、ユーザーが「HRMOSタレントマネジメント」内で、利用する機能ごとにログインが必要であった課題を解決する取り組みでした。私は技術選定からリリース、安定運用まで、全ての開発フェーズに深く関わることができ、エンジニアとして大きな成長を遂げることができました。
そして、チーム全体で取り組んだ成果が認められ、、半期に一度の全社表彰の場で優秀チーム賞を受賞することができた時は、本当に嬉しかったです。
特に印象的だったのは、当時、認証や認可、マイクロサービスに関する知識が乏しい状態から、チームメンバーのサポートを受けながら設計に深く関わることができたことです。複数のアーキテクチャパターンを検討し、それぞれメリット・デメリットを比較していく過程ははじめての経験でとても難しくもあったのですが楽しむことができました。そして、自分が提案した一部のアイデアが設計に採用されたときは、1年目からこんな形で設計にも貢献できるんだと、大きなやりがいを感じました。
リリースに向けた準備では、影響範囲の広い変更だったため、様々なチームと連携しながら機能検証や性能検証、セキュリティ診断といったテストを徹底的に行いました。その結果、ダウンタイムゼロかつインシデントゼロでのリリースを実現できたときには、チーム全体で成し遂げた達成感を味わいました。
リリース後の運用においてもチームで議論しながら整備をし、こうした一連の経験を通じて、サービスの安定運用を支えるために必要な視点や手法を学ぶことができました。
このプロジェクトを経て、その後の開発における視野が広がり、エンジニアとしての基礎が培われたと感じています。自分の成長につながる貴重な経験でした。
※詳細の取り組み内容はEngineering Blogでも紹介しています。
Q プロダクト組織には特徴的な文化はありますか?
私たちの組織には、「挑戦を後押しし、困難を乗り越えるために協力し合う文化」があると思います。
この文化を象徴するプロジェクトに、入社3年目のときに参加しました。それは、有志メンバーで「HRMOS」シリーズのデータ同期基盤を構築するという、組織横断的な取り組みでした。
「HRMOS」シリーズには複数の製品があり、それぞれで情報を保持していますが、その連携は「手動での更新」 あるいは 「日次の連携」しかサポートできておらず、操作上の手間やデータが一見不整合しているように見える課題がありました。これらの課題を解消するために、情報の変更を元にしたデータ同期基盤の必要性が高まり、部署横断で有志を募ってこのプロジェクトが立ち上がりました。
プロジェクトは正式な期限やレポートラインがない中でスタートし、プロジェクトメンバーたちは主業務を抱えながらも、合間の時間を見つけて作業を進めました。自発的にリリース目標やスケジュールを設定し、「HRMOS」内のテックリードが集まるミーティングでプロジェクト内容や進捗を報告することで、複数部署の承認を得ながら推進しました。
普段関わることのない別チームのテックリードやシニアエンジニアから多くの設計レビューをいただくこともできました。レビューを通じて、長期的な運用をする上で意識しなくてはならない点や、負債になりうる点など、技術的な深い知見を学ぶ貴重な機会となりました。
このような挑戦の場がボトムアップでつくられ、組織のサポートを受けながら成長できる文化があるからこそ、難しい課題にも意欲的に取り組むことができます。挑戦を楽しみたい方には、面白い環境だと思います。